2001.09.23(sun)OBLIVION DUST
LAST TWO NIGHTS「Thank you & Good bye」 ZEPP TOKYO OBLIVION DUSTとの出会い。 オブリの名前は雑誌で見た事があった。 ちゃんと認識したのはラルクの2000年REALIVEツアー赤坂BLITZに行った時のチラシで。 yukihiroさんが当時?発売するアルバムに関わってると知り、これはいいバンドに違いないと先入観。 雑誌でインタビューを読みKEN LLOYDの発言は面白いなーと思っていた。 解散を知ったのはいつだろう。たぶん解散した後だと思う。(解散後に解散ライヴをした) そしてLAST LIVEを知る。もう見れないかもしれないバンド、行きたいと思う。 CDを買ってみたら(ベスト)めちゃくちゃツボな音。ヴォーカルのKENの声は 癖があるもののそれが個性となり(まー男の人にはウケない気もするが)それに加えて バンドの音が凄く好みだった。LIVEに行くぞ、と決意。 ただあんまり一人でLIVEに行く事になれてないので、誰かを誘おうと。 さちのところへ行き、CDを聴いてもらう。好感触。LIVEに一緒に行ってくれる人が決まり。 その後、ちはやとしょーこにもCDを聴いてもらって一緒に行く事になった。 この時点でチケットは完売。だかその後追加席という事で2階席の後ろの立見席が若干発売に。 即、会社からコンビニに行ってチケットを発券。2枚しか買えずしょーことちはやには別で買ってもらう。 それからオブリ漬け。ベストアルバムは本当にいい曲ばかり。 とりあえずベスト盤だけ聴いてLIVEに備える。 ベストのブックレットにはかなりヘヴィな言葉が綴られていた。。。。 それはファンには複雑だろうとも思ったが ここまで正直に話してくれる潔さがかっこいいなと思った。バンド内の、KENの葛藤・・ 当日ZEPPでグッズを買おうと思うも狙っていたリストバンドが売り切れで買えず終い! 最後のライヴは観客にとってもスタッフにとってもいろんな思いがあるに違いない・・ そういういろんな人の「特別」な思いを会場中に集めた。 2階席の立ち見はバーにつかまれたのでいい感じの位置。 ライヴがはじまった。 SET LIST 1. RADIO SONG 2. GIRLIE BOY IMITATION #6 3. THERAPY 4. NO REGRETS 5. SELFISH 6. WHICH HALF DO YOU OWN? 7. NEXT BIG THING 8. NO MEDICATION 9. DISAPPEAR 10. YOUR YESTERDAY 11. CRAZY 12. S.O.S. 13. LUCKY#10 14. 30 15. TRUST 16. 24 HOUR BUZZ'99 17. DESIGNER FETUS 18. GOODBYE 19. LULLABYE 20. YOU 1曲目から好きな曲。この曲は音源化されてないライヴ曲を ベスト盤ではじめて音源化したものらしい ケンの動きが凄い!凄い! 私は背の高い人はあんまり好きではないんだけども。この人の動きはかっこいい ステージを左右前後に大きく動き、表情や、腕や足の動きが全部大きくて全身で歌ってる人。 そして感情がストレート。観客にもそれが伝わる。 は〜〜〜〜〜なんて凄いバンドを知ってしまったのだろう・・・・ ラルクより前に出会ってたらきっとこっちにどっぷりハマっていたかもしれない!! ギターのKAZさんがTETSU69に参加していたので気になっていて ギターの音が凄く好きな音だったー。技術的な事はわからないので何ともいえないけど 好きな音。それでヨシ。(笑)hideのソロプロジェクトにも参加していたので有名なギタリストだ。 ドラムのFURUTONはyukihiroのクラヴイベントにも参加をしている。FURUTONの力強いドラムも男らしかった。 彼はアンオフィシャルのファンサイトにもちょくちょく顔を出していて、そんな優しい所が好き。 サイドギターのマサルさんがRADIOHEADの大好きなTシャツを着ていた。あのTシャツだいすき! ベースのJU-KENはサポートだが存在感ありありの動きのある人で見ていて楽しかった。 このライヴで脈拍がすんごいあがった曲がたくさん #11のCRAZYはどうやらライヴではあんまりやらない曲のようだった(オブリファンサイトで知る) KENがずっと目をつぶって歌っていた。バラードでこんなに熱い。 君は僕の中にいると約束したのに いくら探しても君を見つけられないよ どこにいるの Don't let go Don't let go この歌詞を歯をくいしばって歌うKENにぐっときてしまった。 彼の日本語はとてもストレートで。とても切なくて。なきそうになる。 #12のS.O.Sは映画MI2のサントラにも収録されている曲で。 この曲の前のMCに「ニコールキッドマンに捧げます」と言った彼のMCが 当時の私にはハテナ???で、何でだろうとさちと話していたんだけど後でサントラの事を知る。 #10あたりから、私の横にパスをつけたスタッフの女性の方がずっと立っていて。 私のいた所は2階席の一番後の立ち見の所なんだけど普段はスタッフさんがいるような所。 ドア横だったので。スタッフの人が出入りを何回もしていたりした。 そんな中、KENがMCで 「解散した時はみんなどこに怒りをぶつけていいかわからないと思ったけど ここまでこれた、レコード会社の人、関係者のみなさんには本当に感謝しています」 とそんなようなことを話していた時に。私の横に立っていたその人が、泣いていた。 こちらももらい泣きしそうになった きっとこの人はずっとオブリを支えてきた人なんだろうな・・・ 最後の方はオブリの最高にカッコイイ曲ばかりのオンパレード。 客がダイブダイブ。KENもあおる。 男も女も、ダイブ。ものすごい太っちょの人がダイブしてたのは笑えたけど KENがMCで友達のアーティストにお客さんを誉められたと話していた。 たしかにめちゃくちゃかっこよかった。私も今まで見た中でオブリのファンが一番かっこいいと思う。 楽しんでいるのがすごく伝わる。KENの 「目に焼き付けなくていいから、感じて。ダイブダイブ!」という言葉どおり 観るものではなくて体で感じるようなバンドだった。ダイブしてる人が気持ちよさそうだった。 でもモッシュのような荒々しさはなく。すごくいい1階のフロアーの光景だった。 2階席。私の前の席に座っていた女の子がライヴ中仕切りにステージじゃない所を ず〜〜〜っと双眼鏡で見ていた。それだけが。それだけが嫌だった。 何観にきてるんだろう、ああいう輩はなんでか絶対私の近くにいる。 気持ちはわかるけど・・・勿体無いよぅーLIVEは今しかないんだよー。今この一瞬を逃すなんて。 #18.GOODBYE 自分じゃない 自分の中にはもう いられない 逃げ出すよ もう 忘れさせて こう 生まれ変わる Goodbye my friends めちゃくちゃかっこいい曲が立て続けにあったあと。 1曲とても素晴らしいバラードが。 KENがアコギを弾きながらファンに向けて歌いあげる。 ここにいるすべての人へ歌ってくれた気がした。 この事は最後に。 最後の最後の曲。 #20.YOU KEN:「いままで本当にどうもありがとうね。 GOOD BYE! & GOOD NIGHT! & F××K YOUーーーーー!」 放送禁止用語多発なのでKENはうまい具合に似たような単語を歌詞カードに書いて発売している しかし歌ってる言葉はエフ・ユー・シー・ケー。 間奏中に・・・・・ なんとKENが客席にダイブ!!!! このときばかりは声をあげてしまった。かっこい!!KEN!! KEN LLOYDの魅力。 髪型がツボ。あの黒髪にあの長さがたまらない 白シャツが似合う。そして ガラスのような心を・・隠すように、棘のある言葉達 本当はとても純粋でたくさんの事に傷つけられてしまっているKENがそこに見えた。 さちと「虹の頃のハイディーのようだね」と話した。 あの頃のhydeのせつなさや、はかなさがKENにも垣間見えた。(※当時思った事です) ダイヴした後の彼が客席の子に気をつかう。大丈夫?と声をかけているかんじが のちに発売したビデオに映っている。 最後にKENはSEE YOU SOON!と何回も言ってくれた。 アンコールがあるのかと思いきや、なかった。 ライヴが終わった後もなんだかあの場所にずっといたかった・・・ 気持ちよく完全燃焼のファンの姿が見えて でもお客さんの号泣してるのとか、そういうのはなくて。でも、みんな。 ずーーっとずーーっと出てきてくれると信じてアンコールをする人達がいるのに なんだか帰りたくなかった。 しばらくその場にいて アンコールがないとだいぶ経ってから諦めがついて、会場を後にする。 このライヴで私はオブリにハマり KEN LLOYDの魅力にますますはまってしまう。 最後に私はこの歌詞に何回も救われた。 ネットをしてるとちょっとした事でいちいち傷ついてしまうよーに弱くなってしまった。 でもそれは・・表に出したくない、他の人は傷つけなくない、 考えすぎて仮面をかぶっているようなネット上の言葉も 本当の自分ではないようでいやだけど、でも全部は出せない いろんな感情がもつれて、そこから抜け出せなくなったときに KENの言葉が救ってくれた。 まえにラルクの虹に救われた時のように LULLABYE 傷ついて 直して のくり返しだよ さびしそうな感じでつぶやいていたね いつから泣いてるの? 心なんて壊れやすいおもちゃだよ 前に進みたくなくても押されてるよ 止まらない涙も いつか かわくよ 変わることを恐れず 自分を包み込んで 理解されない程美しくなろうよ みんなが待ってるよ 今から連れてくよ 痛みを消し去って み ん な と 輝 い て もう目を閉じても 何も怖くないはずさ we're gonna bo so happy......... (歌詞一部省略) ・・THANK YOU & GOOD BYE ! またいつか会いたい。 ■back |